さあ、神山温泉に行こう!

神山温泉の歴史を探ろう

 古くから、肌に優しい「美人の湯」として親しまれている神山温泉。そのルーツは幕末から明治時代にまでさかのぼります。山あり谷あり、まさに“湯あり”の神山温泉にまつわる歴史を紐解いてみましょう。

① 温泉のルーツ

 その昔、天女が授けた霊水が湧き出しており、その天女を「塩水大明神」として奉っていたという言い伝えがあります。

② 湯屋の創業期

 1868年(慶応4年)、地域の人たちの共同経営で湯屋として開業しました。当時、付近にあった次郎銅山で働く人たちや、水質の良い噂を聞いて遠路はるばる来た湯治客で繁盛しました。

③ 衰退と再興

 銅山の衰退に伴い、1875年(明治8年)頃に廃業。その後、1925年(大正14年)に善覚寺の住職が「弁天鉱泉湯」として再開しました。しかし、戦争の影響によりやむなく休止へ。

④ 近代の発展

 1963年(昭和38年)に再試掘が行われ、湧出量が増加。1970年(昭和45年)、使水権を持つ鬼籠野出身の山本最純氏によって、その源泉が 神山町に寄贈されることに。

⑤ そして現在へ

 1972年(昭和47年)に「神山温泉保養センター」として開業し、1993年(平成5年)には「ホテル四季の里」を開設。2003年(平成15年)、現在の新館「神山温泉いやしの湯」がオープン。2016年(平成28年)、畳の温泉としてリニューアルしました。

神山温泉の魅力を教えます

いやしの湯フロント 門田さん(撮影 / 生津勝隆)

POINT1 こだわりの泉質

 ナトリウム-塩化物泉と炭酸水素泉の効果を併せ持つ珍しい泉質です。やわらかくてぬるぬるした肌ざわりがみなさんに好評ですね。入浴後はさっぱりとした爽快感があって、保温・保湿効果が高いので湯冷めしにくいのが特徴です。 

 神経痛や関節痛、筋肉痛、冷え性、慢性皮膚病などに効果が期待できると言われており、湯治のために数日間かけて入浴される方もいらっしゃいます。

POINT2 神山温泉でのおすすめポイント

 一日中過ごせることですね。開館してすぐにお風呂に入って、まったりと休憩を挟んでから、また入浴するのもあり。レストランで食事したら、2階の休憩室で昼寝してもいい。館内にいる間は何回でも温泉に入れるので、朝から晩までずっと楽しめます。

 夏になったら、キャンプ場に泊まるご家族や川遊びをした子どもたちにとっても、歩いて来られる距離に神山温泉があるのはいいですよね。

POINT3 青石の湯と玉石の湯

 青や緑の光沢を帯びた神山産の青石を使った「青石の湯」と、壁面にコロンとした丸みのある玉石をあしらった「玉石の湯」の2つの浴場があり、男湯と女湯が週ごとに入れ替わります。

POINT4 イベント湯

 冬至には、神山産の希少な柑橘「ししゆず」を浮かべたししゆず湯や、端午の節句の菖蒲湯の他、桜やブルーベリーの香りを楽しめる湯など、季節の移ろいを肌で感じることができます。

レストランかわせみ

 ランチタイムや温泉に入った後に、レストランかわせみへ。地元の新鮮な食材を使った美味しい和食を楽しむことができます。人気メニューベスト3を聞きました。

第1位 神山鶏唐揚定食

神山鶏を特製タレにつけ込んでカラッと揚げたジューシーな唐揚げが、くせになる美味しさ。

第2位 神山げんこつ定食

神山産の肉厚で大ぶりな「げんこつ椎茸」や若鶏を陶板で焼いて、香りも味わいも最高。

第3位 天丼膳

地元で採れる季節野菜を揚げた天丼は、彩りも豊かでボリューム感あふれる贅沢な一品。

レストランかわせみ 原田さん

 常連のお客さまだけでなく、町外からいらっしゃる方も多いので、桜の開花状況やまちの情報など、いろんなお話をしてコミュニケーションをとることを大事にしています。お料理を楽しみながら、ゆっくりくつろげる空間をつくれるように心がけています。

レストランかわせみ 阿賀谷さん(撮影 / 生津勝隆)

 ここ数年は、家族連れや若いグループのお客さまがだんだんと増えてきたなと感じています。やりがいがあるのは、お客さまと近い距離でお話ができるところ。気軽に話しかけてくれるので嬉しいですし、いつもお客さまから元気をもらっています。

ホテル四季の里

和室
洋室
和モダン 畳の洋室
バリアフリー洋室
ホテル四季の里 板東さん

 「国産霜降り牛の陶板焼きと山彩膳」の宿泊プランが、一番のおすすめです。
1泊2食付きで、夕食には神山の豊かな恵みを堪能できる山彩膳をご提供。四季の彩りを表現した和の創作料理で、国産牛の陶板焼きを召し上がっていただければ、いつもと違う贅沢な気分を味わえます。

 お部屋は、開放感あふれる和室と落ち着いた雰囲気の洋室があって、特に外国人のお客さまには、畳の温もりを感じられる和室が好まれています。さらに、藍色の畳が敷かれて裸足で過ごせるベッドのお部屋も、他に類のない和モダンタイプの洋室で人気です。宿泊者専用の大浴場はもちろん、いやしの湯も何度でも入ることができます。

【特別な休日】神山の恵み特別山彩膳宿泊プラン

自然豊かな神山の四季を楽しみ、厳選した旬の素材を味わうプランです。

【ちょっと贅沢】国産牛の陶板焼きと山彩膳の宿泊プラン

神山温泉自慢の神山の恵み山彩膳に、国産霜降り牛陶板焼を盛り込んだグルメプランです。

周辺施設

道の駅 温泉の里神山

地元の新鮮な農産物や特産品が並ぶ人気スポット。季節ごとの味覚や手づくり加工品も充実し、お土産探しにも最適です。神山の魅力を気軽に感じられる立ち寄り場
所として親しまれています。

かみやまchにて道の駅を紹介しています。ぜひご覧ください。

善覚寺

神山温泉近くの静かな寺院。かつて湯屋が存続の危機に瀕した際、住職が鉱泉分析を依頼し名湯の価値を証明した歴史があります。元禄8年建立の大師堂が残り、参拝と温泉をあわせて楽しめます。

ふれあい公園

ホテル四季の里から小川に架かる吊り橋を渡った先に広がる憩いの場。上角谷川で の川遊びや遊具も楽しめます。桜や藤などの風景も魅力で、土曜夜には寄井座人浄瑠璃の公開練習も行われています。

神山温泉まつり(今年は5月24日(日)開催!)

神山の初夏を彩る「神山温泉まつり」が、5月24日(日)に開催されます。会場には地元団体による神山ならではの露店が並び、多くの来場者でにぎわいます。メインイベントの「アメゴのつかみどり」をはじめ、人形浄瑠璃の公演や餅つき体
験など、参加型の催しも充実。子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる内容で、地域の魅力と温かさにふれる一日となっていますのでぜひご来場ください。

町民のみなさんに、“神山の宝”である
神山温泉に入っていただきたい

支配人代行 久門さん

 このまちには、素晴らしい泉質の温泉があって、宿泊もできる施設がある。それが他の地域にはない、神山温泉の最大の魅力です。

 近年、神山町に移り住む人たちが増えたり、神山まるごと高専ができたりと、若くて元気のある人たちがますます多くなりました。一番大事なのは、まずは町民のみなさんに入浴してもらって、神山温泉を好きになってもらうこと。さらにリピートしていただき、その輪が広がっていくといいですね。また、町外や県外に暮らす神山出身の方々が、ご家族やお友達を連れて里帰りする時に神山温泉を利用していただく。そんな流れが次世代へとつながっていくと嬉しいです。

 特に今年から、神山町への視察や会議、新入社員の歓迎会など、いろんな企業の保養所のようなかたちで神山温泉をご利用いただけるように、企業に向けてのアピールに力を入れていけたらと思っています。

神山温泉 ホテル四季の里&いやしの湯

神山町神領本上角80-2 TEL 088-676-1117
営業時間/10:00〜20:00 定休日/月第4火曜日(祝日は営業)
入浴料/大人 680円 / 小人 340円(3才〜小学6年生まで)
大人障がい者 580円 小人障がい者 290円

神山町民割引
神山町民(70歳以上) 340円 神山町民(大人障がい者) 230円
神山町民(小人障がい者) 120円
17:00〜 大人 450円 小人 280円

身近にある、癒やしのひととき

 神山温泉は、長く地域に親しまれ、支えられてきた大切な憩いの場です。歴史や人の想いにふれていただくことで、あらためてその魅力を感じていただけたのではないでしょうか。日々の暮らしの中で、気軽に訪れ、心と体を癒やす場所として、これからも多くのみなさまに親しまれていくことを願っています。

かみやまchでは神山温泉の施設を紹介しています。ぜひご覧ください。

特集ページ写真:生津 勝隆 / 神山温泉 / 広報かみやま編集委員会

コメントを残す