良い食べものが健康な心と体をつくる

鈴木佑奈 SUZUKI yuna

[鈴木佑奈]
北海道出身。大学卒業後、小学校教員やプロバスケットチームのマネージャーを経験。大学院で教育を研究し、中高一貫校の教員に。2021年、神山まるごと高専設立準備財団のメンバーとして神山町に移住。

私が健康に目覚めたきっかけ

神山まるごと高専で、保健体育の授業を担当しています。自己紹介をする時にいつも「健康オタク」と話すようにしています。私が健康に興味を持ったのは高校生の頃で、当時はバスケットボール部に所属をしていたのですが、怪我がとても多くて。元気だし、いくらでも体力があって動けるから、毎日練習をがんばった結果、すねや腰を疲労骨折してしまって。
体のケアはしているのに怪我をしてしまう原因は、もしや食べものにあるのではないかと思って、大学で運動栄養学や教育学を学びました。中学生や高校生が健康的にスポーツができる、諦めずに最後までやり抜く体でいるためのサポートをしたいと思ったんです。

健康管理ができるリーダーになるために

学生たちに伝えたいのは、日常の食事に気をつけるだけでなく、適度な運動をし、質の良い睡眠を取ること。それが、将来どんな影響があって、生活に結びつくのかを知ることが大事です。健康のセルフマネジメントができるようになると、身近にいる大切な人の体も気にかけられるようになる。彼らが卒業後、起業家になってリーダーとして働くのなら、自分以外の人にも視野を向けられるような大人になってほしいですね。
いつも健康でご機嫌でいられたら、人生を楽しめる時間も増えます。これから、神山で暮らすご年配の方や子どもたちに向けて、体操教室やコンディショニングの場をつくれたらいいなと思っています。